巾木(はばき)とは床と壁との取り合い部分に取り付ける見切材の事です。注文住宅の打ち合わせ時に「巾木は何色にするか考えてきて下さい」と言われて「巾木?何それ?」となりました。ましてや「色」をどうしたら良いかなんて選び方が全く分かりませんで途方に暮れました。そこで巾木の「選び方」と実際に選んで住んでみて分かった「後悔ポイント」についてまとめておきます。
巾木(はばき)の色の選び方
巾木の色の選び方として基本は「壁の色に合わせる」か「床の色に合わせる」かのどちらかです。そして、部屋の色使いとして「床→壁→天井」方向に「暗い色→明るい色」にすると安定感が出ると言われています。
また白色の巾木は汚れが目立ちやすく、色の濃い巾木は汚れが目立ちにくいです。
- 巾木は「壁の色に合わせる」か「床の色に合わせる」のが基本
- 巾木は目立たない方がオシャレ
- 床から天井に向けて明るい色にしていくと安定感が出る
- 白色の巾木=汚れが目立つ
- 色の濃い巾木=汚れが目立たない
巾木とは何か?その役割は?
巾木(はばき)とは床と壁との取り合い部分に取り付ける見切材の事です。その役割は下記のような物が挙げられます。
巾木のサイズは小さい方がオシャレに見える
アールギャラリーの標準仕様の巾木は「パナソニック廻縁4型 30×7」です。最近は小さい物が主流のようです。ちなみに廻縁(まわりぶち)とは天井と壁との取り合い部分に使う見切り材です。アールギャラリーでは廻縁用の部材が小さいサイズなので転用して使っている様です。
小さい巾木の方が目立たずスッキリしていて部屋がオシャレに見えます。基本的に巾木は目立たない方がオシャレです。
巾木は小さい方がオシャレに見える
巾木の「色」選択と後悔ポイント
我が家では1階は巾木の色は床色に合わせてウォルナットに近い濃い色にしました。下記の画像になります。
住宅設計時に調べていたら「床色に合わせた方が部屋が広く見える」「濃い色の方が埃が目立たない」「掃除が楽」との記載があったのでこの色にしたのですが、実際に住んでみて巾木は「白色」にして壁紙と合わせておけば良かった。というのが我が家の後悔ポイントです。
まず「床色に合わせた方が部屋が広く見える」という事についてですが、「壁紙に合わせた白色の方が膨張色であるため部屋が広く見えます。」
2階の子供部屋の巾木は壁の色に合わせて白色(しっくいホワイト)にしました。比べてみて下さい。白色の方がスッキリします。濃い色の巾木は広く見えると言うよりは「引き締まって」見えます。
- 床色と同じ濃い色の巾木=引き締まって見える
- 壁紙と同じ白色の巾木=スッキリ広く見える
次に、濃い色の巾木の方が「濃い色の方が埃が目立たない」「掃除が楽」という点についてですが、確かにその通りです。
しかし、白色の巾木はマスキングテープを貼っておけば掃除が楽になります。という事で掃除についてはマスキングテープで解決できてしまうのです。
また、ある程度汚れが目立たないと、汚れに気付かずに生活してしまい良くないとも考えられます。
- 白色の巾木=汚れが目立つ(マスキングテープで解決可能)
- 濃い色の巾木=汚れが目立ち難い
そして我が家は、トイレや脱衣室などの床材に「白色クッションフロア」を使ったので、「トイレ」「脱衣室」の巾木は白色にしました。すると1階で巾木の色がチグハグなのです。統一感が無くなってしまいました。
巾木は施工ミスが多い
巾木の施工についてですが、雑な施工をしている会社が多いようです。ブログやInstagramを見ていると、巾木がズレていたり、隙間が生じていたりした画像を良く見ます。引渡しの際には良くチェックして問題が有れば指摘する必要がある箇所です。
幸いなことに、我が家の巾木施工は綺麗で完璧でした。
巾木の素材について
軟質ビニール素材の「ソフト巾木」という物もあるそうです。施工が楽なのだそうですが、見た目が安っぽくなるので注意です。
和室には雑巾摺
余談ですが和室には「雑巾摺」という高さ1cm程度の見切り材を使います。非常に見た目がスッキリしています。
特に打ち合わせをした覚えも無いのですがアールギャラリーの設計士さんが選んでくれました。この和室、凄く気に入っています。
設計士さんと大工さんに非常に良い仕事して頂けました!感謝!
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