マイホーム新築一戸建て失敗談・後悔ポイントを分析(1)

新築一戸建て【建物】

マイホーム新築一戸建てを注文住宅で建てています。良い家は多種多様ありますが、後悔・失敗したという話を調べると同じ傾向があることが分かってきました。後悔・失敗ポイントを分析した結果をブログにまとめておきます。ご参考になれば幸いです。

後悔・失敗ポイントは似ている!?

マイホーム新築一戸建てを注文住宅で建てて、成功した!という方の話は多種多様です。それは、個人の家に対する思いや希望が多種多様あるからだと推測できます。

しかし調べて行くと、多くの人が「失敗した」「後悔した」というポイントはほぼ同じである事に気が付きました。誰もが同じ失敗を犯してしまうようです。自分も新築・一戸建てを計画しているので良く分析して参考にさせて頂き失敗しないようにしたいと思います。

後悔・失敗ポイントを分析する意味とは?

ただし、興味深かったのは多くの人が失敗した!と思うポイントであっても人によっては成功ポイントになっている場合がある事です。

例えば、吹き抜けを作ったら暖房の効きが悪くて困ったなどはよくある失敗談です。音が響くだとか冷暖房効率が悪くなるという点は吹き抜けのデメリットです。しかし、人によっては「そんな事ないよ。吹き抜けにして良かった!」とおっしゃる方も見えます。それは気密性が高く、断熱性能の高い家の場合は吹き抜けでも快適な家に仕上がっている可能性があるからです。すると吹き抜けのデメリットは解消され、メリットである解放感と非日常感やデザイン性の高さが活きてくる訳です。

つまり、多くの人が失敗・後悔するポイントでも正しく分析してメリットとデメリットを把握して自分の住宅に応用してやれば、失敗・後悔の無い住宅が完成するのではないか?という事が今回のブログ記事の問題提起となります。

以降では失敗談、後悔ポイントを1つづつ取り上げて、そのメリットとデメリットを分析して行きたいと思います。ちなみに、インスタグラムなどで「#後悔ポイント」を検索すると参考になる事例が多く確認できます。住宅事情は日々新しくなっていく物なので、最新の失敗・後悔ポイントも探して参考にすることもお勧めします。

まず、後悔してもし切れない致命傷となる重要ポイントからです。

災害被害の心配ある土地を買ってしまった

液状化の恐れがある土地」や「活断層近くの土地」「津波の心配のある土地」などを買ってしまったという失敗談があります。

過去記事を参考にしていただければ幸いです。

防犯に関しても犯罪は「場所の特性によって引き起こされる」という考え方があります。外から視界が遮られていて、逃走し易い場所で犯罪が行われやすいという訳です。また、暗い場所や風や光が届かない場所なども危険です。購入前に十分な下見が必要です。

契約後の追加見積が高額で後悔した

新築マイホーム計画では、契約後に追加になる項目は多いです。悪質な営業マンだと最初の見積を安く出します。安く見せて契約を取るためです。また、最初の見積金額からどれだけ上乗せされられるかノルマがある場合もあるそうです。そうで無くても、設備でも良い物と比べて出されると欲しくなるのが人情です。

解決策としては、事前見積に何が入っているのかよくチェックする事です。複数のホームビルダーで見積を出してもらい、比較して行けば何が含まれていて何が含まれていないか違いが分かってきます。

それか、事前見積段階からプラス200~300万高額になることを事前に想定して契約するかです。要するに想像以上に高額になるから失敗したと思う訳です。想定を厳しくしておくことをお勧めします。

高額な注文住宅で無く、建売などにすれば良かった

実際に借金を背負うと、その金額に苦しみます。最悪、住宅を売る必要が出てくる場合も出てきます。将来の事は分からないのですから、その資金計画は十分に行う必要があります。

無理に注文住宅にしなくても、「中古住宅を購入してリフォームする」「マンション購入」「建売購入」なども検討した方が良いでしょう。人生には住宅以外にも必要な支出が沢山あります。

以降、失敗・後悔ランキング上位から買いていきます。



2階トイレは要らなかった

2階トイレは要らなかったという意見はよく聞きます。デメリットとして、ほとんど使わない。掃除の手間が増えた。1階トイレだけで事足りたが挙げられます。

一方で。2階トイレを作って良かったと言う方は、2階トイレの使用頻度が高い方です。事前に、本当に使うか?使用頻度はどれくらいか?確認することをお勧めします。特に、朝の使用時間が重なり混み合う家の方や、家族が多い場合などは作る方向で検討が必要です。2階トイレを作る場合、掃除の手間が少なくて済む自動洗浄機能付きのトイレ、フチレストイレなどもあります。

吹き抜けは失敗した

吹き抜けに関する失敗談は良く聞きます。デメリットとしては「冷暖房効率が悪い」「テレビの音が2階まで響くし、音が拡散してよく聞こえない」「料理の臭いが部屋中に広がる」「吹き抜け2階の窓掃除が困難」「外からの視界が気になる」があります。

一方、メリットとしては「デザイン性が高い」「2階から光を取り込める」「2階と1階とのつながりが作れる」が挙げられます。

吹き抜けにするのであれば「高気密・高断熱」は重要です。ペアガラスなど当たり前です。「全館空調」「床暖房」「シーリングファン」「深い軒」なども要検討となります。吹き抜けは1階に光を取り込めない場合の苦肉の策という意見さえあります。しかしデザイン性が高いのも事実です。コストが掛かる事を理解して住宅設計に取り入れることが肝要です。

窓を多く作りすぎた

窓を多く作るメリットは「採光が取れ明るい」「通風が取れ風通しが良い」「日射取得により部屋が暖かいなどが挙げられます。

デメリットとしては「防犯面でリスクがある」「およそ壁の1/10の断熱性」「家具を置くスペースが減る」「外からの視界が気になるが挙げられます。

また、窓は外から見た家のデザイン性にも影響します。種類も豊富にあるので非常に選択が難しく、これが正解だという事も一概に言えません。選ぶにあたって非常に難しく、そのため後ほど失敗・後悔ポイントにもよく挙がってきます。ある意味仕方が無いことでもあります。

「通風のための窓」「採光のための窓」「解放感を得るための窓」「陽の暖かさを取り入れるための窓」など窓を設置する目的を明確に考えて、1つずつ計画する必要があります。

2階のベランダは要らなかった

通常1階に洗濯機を置きます。お風呂など水回りを集めた方がコストが安くなるためまとめて配置するのが通常です。そして2階にベランダを作って洗濯ものを干すスペースを作るのですが、2階まで濡れた洗濯物を持って上がり、干す手間が掛かりすぎる」という意見が多いです。

そのため、結局1階の掃き出し窓に洗濯物を干す器具を取付て無理やり干したり、後ほど雨除けを1階庭に後付けして無理やり洗濯物を1階で干している場合が多いです。1階で室内干しして部屋の湿度が上がりカビが発生して家が痛んでしまったという話もあります。それなら最初から1階で洗濯物を干すスペースを計画しておいた方が良いでしょう。

対応策として、家事動線を事前に良く考えて設計する必要があります。また、2階ベランダを作るのを止めて洗濯物については乾燥機」を使うという裏技もあります。

例えばガス式乾燥機「乾太くん」の口コミを見ると非常に高評価です。電気式の乾燥機でも優秀な物もあるようです。オール電化住宅でも検討可能です。ベランダを作る費用と比べても検討する価値はあるようです。

布団をベランダで干すことも考えられますが、「窓に掛けて干す」「日当たりの良い場所の室内で干す」「布団乾燥機を使う」等の方法もあります。

50度以上の温度で20分以上干すことでダニを死滅させる効果も得られます。室内干しで乾燥させて、布団専用クリーナーで掃除するなどの方法も考えられます。

室内干しの場合下記のような道具もあります。

サーキュレーターなどで風を当ててやることで乾燥させることが可能です。

あとは布団専用クリーナーで掃除をしてやれば清潔が保たれます。

勝手口は要らなかった

勝手口のメリットは家の横にゴミ箱を置いて生ゴミを捨てられる」「車庫の近くに勝手口があれば荷物をキッチンに直接搬入できる」「通風・採光が取れるなどが挙げられます。

一方、デメリットとして「防犯上勝手口は狙われやすい」「断熱性が壁と比べて1/10程度なので冬キッチンが寒いが挙げられます。

勝手口を無くして生ごみについては、「生ごみ処理機を使う」「冷凍しておく」などの方法もあります。採光・痛風を取りたいのであれば窓でもその機能を得られます。

ウッドデッキは使わなくなる

ウッドデッキを作ったが、結局使わなくなったという失敗談はよく挙がります。素材にしても本物の「木」にすると数年で痛んでしまいますし、手入れも大変です。また、シロアリを呼び寄せる原因にもなり得ます。知識も無く何となくカッコイイから。という理由でDIYしてウッドデッキを作り、シロアリ被害に合われる方もいるようです。

ウッドデッキは素材を「樹脂製」の物で作ると耐久年数は伸びますが、修繕コストは必要になってきます。また、使う目的も明確でないのに「何となくオシャレで憧れで作ってみた」という場合、結局使わなくなって後悔ポイントとなる場合が多いようです。

ウッドデッキが周辺住宅から丸見えの場合なども使い勝手が悪いことが予想できます。自分のライフスタイルと周辺環境を考えて、ウッドデッキの必要性を検討することが重要です。

コンセントの配置を失敗した

コンセントの失敗は非常に多いです。迷ったら作っておくことをお勧めします。場所についての後悔談も多く、例えば「トイレの後ろに隠すようにコンセントを配置したりすれば良かった。」などがあります。

優秀な設計士であれば全てのコンセントを美観を損ねること無く計画してくれるのですが、デザイン性を考えてくれない設計士の場合だと全て施主で希望を出す必要があります。当然、漏れ落ちる箇所も出てくる訳です。

また、ワット数を計算せずに作ってブレーカーが落ちる等という酷いケースも稀にあるようです。

収納が足りなかった

収納が足りずに困ったと言う失敗談も多く挙がります。ただ、収納が多くあるとその収納に合わせて物を増やしてしまうという人の習性も有るので一概に収納が少ないことが悪いとも言えません。

ミニマリストの方を参考にして物を減らすという事も視野にいれると良いかも知れません。

ただ、必要な場所に必要な収納を確保するという考えは重要です。自分の持ち物・生活をよく考えて設計することが必要です。

収納場所についても、一カ所にまとめて収納する場所を作ると取りに行くのが大変ですが大容量を収納可能というメリットもあります。必要な場所に必要な収納を作る方が合理的ですが、予定収納の把握と設計の難しさという問題があります。

子供部屋を広く取り過ぎて後悔した

子供部屋が広くて快適だと、リビングに降りてこなくなり自室で引きこもり家族との会話が少なくなるというデメリットがあります。また、東大に合格した家のおおくがリビングで勉強していたという話もあります。

子供部屋を5畳程度で寝るための居室用に設計しておき、リビングで勉強できるようにカウンターテーブルを作って置いたり本棚を作っておくなどの計画が考えられます。

子供がまだ生まれていない場合には、1部屋を大きめに作っておき、収納スペースと窓をそれぞれ確保して、後で部屋を区切れるように設計するとう方法もあります。

家族みんなで勉強するリビングであれば父親の書斎ともなり一石二鳥です。しかも書斎で父親が勉強している姿を見せれば親の威厳も保たれます。えっ!?親は勉強しない!?それはリビングを勉強スペースにするデメリットになってしまいますね。(笑)

つづく



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