新築設計時に電磁波対策をしました。と言ってもお金を掛けずに簡単にできる内容だけに留めました。注文住宅設計時に誰でも真似し易い内容かと思います。ブログ記事にまとめておきますので、参考にして頂ければ幸いです。
新築設計時の電磁波対策について
壁の中に電気配線を通したり、アース線を確保したりするのに新築の場合できることが沢山あります。新築時は建築後だと見えなくなる場所に施工可能だからです。
建築後程施工しようとすると壁を壊して施工するなど必要で、多額の費用が必要となります。新築建築時であれば少額費用で効果の高い施工を計画することが可能です。
という事で、私がした電磁波対策と新築設計後に気付いた事や、して良かった施工、後悔した内容をブログにまとめておきます。
電磁波遮断シート施工
新築なので設計時に電磁波遮断シートを施工してもらう事も考えたのですが、参考にした書籍「アース革命」の177ページに「施工面積100㎡~120㎡で40万円~50万円ほど」とあり諦めました。
しかし、完成引き渡し後に思ったのですが、1階と2階の天井配線や壁内配線のある場所だけでも、自分で電磁波遮断シートを購入して施主支給で施工して貰えないか交渉すれば良かったです。そうすれば対した費用も掛からずに電磁波対策できたと後悔しました。
後で2階和室の畳の下に後程電磁波遮断シートを自分でDIYしました。新築時に電気配線の周辺だけにでもこのシートを施工して貰えば良かったのが後悔ポイントです。
電磁波遮断シートを自分で施工した内容の詳細は過去記事参照
電気配線位置を部屋外に集約
建築工事前にホームメーカー(アールギャラリー)の営業担当にお願いして「電気配線工事につき天井配線は部屋外に出来る限り集約し、部屋中心に電線を収束させないようにお願いします。」と工事内容の指示書を出して貰いました。
出来る限り人が部屋でくつろぐ場所の近くに電気配線が来ないように施工をお願いした訳です。
ホームメーカー(アールギャラリー)としては、「確約はできませんが、指示書にて電気配線工事業者にお願いさせて頂きます。」と対応して貰えました。ちなみに、新築住宅の電気配線については、1軒まるごと電気工事業者に依頼して1軒単位で工事して貰う事になるそうです。
アース付きコンセントで設計
家電を使う各所のコンセントをアース付きコンセントにしてもらいました。費用面からみても格安な電磁波対策です。後で後悔したのは、大した費用でも無かったので、全てのコンセントをアース付きのコンセントにすれば良かったと言う事です。
電気機器をアース付きコンセントでアースする事で、電気を地面に逃がす事が出来るようになるので、感電・落雷被害・ノイズ・電磁波・通信障害などを防ぐ事ができます。
実際にパソコンモニタにアースを取り付けたら電磁波の測定値が激減しました。落雷被害対策にもなるので、少なくともパソコン・電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機を使う場所ではアース付きコンセントは必須です。
パソコンモニタにアースを取り付けた詳細については、また別記事で書きます。
余分なコンセントは無くす
我が家で後悔したのが、1階のソファー配置場所の裏側にコンセントが来てしまった箇所があります。壁内を電気配線が通ってくるので人がくつろぐソファー近くに電磁波の数値が高くなります。幸い電磁波測定したらソファーで人が座る部分までは電磁波が及んでいなかったので、許容範囲でした。
家具配置なども考えて、コンセント計画は綿密にして余分なコンセントを無くす事も重要です。
壁内に電気配線があるので壁の電磁波を測定すると147V/M(ボルトマイメートル)と高い数値が出ています。
電磁波は「距離の二乗に反比例して減少する」のでソファーの背もたれとの間のわずかな距離だけでも0V/M(ボルトマイメートル)になり安心・安全でした。良かった。でも、このコンセント要らなかった。
電柱から家への電気線引き込み口を配慮する
当初、我が家では電柱から家への引き込み口(屋根の取付部分)が寝室横に来る予定だったのですが、逆の位置に来るウォーキングクローゼット側に変えて貰いました。電柱からの引き込み口は「電場」「磁場」とも高い数値なので、居室空間近くにならないようにすることをお勧めします。
家屋内の電気幹線の距離を短くする
電気幹線とは「電柱から建物引込口(屋根の取付部分)への幹線」「引込口から電気メーターまでの幹線」「電気メーターから配電盤までの幹線」の3種類があります。
電気の幹線は200Vの電圧が掛かった電線が通っている場合があり、電磁波が強くなるのでできるだけ距離を減らす設計にした方が良い訳です。
我が家の設計では当初「配電盤」が1階の脱衣所に設置される予定でした。一般的に脱衣所などに配電盤を設置する場合が多いそうです。
しかし、そうすると2階の引込口から結構な距離を電気幹線を敷設する事になります。また脱衣所には洗面台もあり歯磨きや顔を洗う際に分電盤が近くにある事になります。
そこで電柱からの引込口から近い2階のウォークインクロゼットの高い位置に、「配電盤」を設置してもらうよう変更して貰いました。
心配だったのはブレーカーが落ちた時に、2階まで行って戻すのが面倒くさそうだな。という点です。その点、実際に住んでみて分かったのは必要アンペア数で契約していれば、普通に生活していてブレーカーは落ちない。という事です。
また、いったんケチって30アンペアの契約にしてみたらブレーカーが落ちたのですが、落ちた後に自動で元に戻りました。最近の分電盤は自動で元にもどるようです。
分電盤の電磁波対策
このブログを書いていて気づいたのですが、分電盤横の箱にアースコンセントがあるので、ここからアースを取って分電盤に電磁波遮断シートを被せてアースを取ってもいいかも知れません。
分電盤も電磁波が高い場所なので対策しても良いかも知れません。最も我が家はウォークインクロゼット内にあるので、滞在時間も短いし要らないかとも思います。
電磁波対策として購入して良かった物
ブログ記事の中で使っている電磁波対策グッズなど下記記事にまとめてあります。
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