ガス乾燥機「乾太くん」を使っていて、キュルキュルと異音が発生!エラーコード「61」が表示されて止まってしまいました。調べてみるとファンベルトの交換が必要だとわかりました。実際に自分でファンベルトを交換した手順とその結果をブログにまとめておきます。同じトラブルに直面している方の参考になれば幸いです!
なお、自分で交換する場合は完全に自己責任になりますのでご注意下さい。メーカーであるリンナイのHPから修理依頼するのが正規の対応方法です。
乾太くん「エラー61」って何?修理費用はいくら?
Rinnai(リンナイ)の公式HPにて「故障診断ナビ」があります。まずはそこで診断して修理内容と費用概算を確認してみました。正規の方法はここから修理を申し込むことです。
修理のお申し込み | お問い合わせ・サポート | リンナイ株式会社


「エラー61」は、ファン回転数異常というエラーで、モーターやファンに異常が発生した場合に表示します。お客様での対処方法は、運転スイッチを一旦切っていただき、再操作をお願い致します。改善しない場合は、故障の可能性があります。
乾太くんから「キュルキュル」という異音がする場合、ファンの回転数異常が発生しているとの解説が表示されました。ベルトの摩耗や緩み、フィルターの目詰まり、ドラム内への異物混入などが考えられます。まずはフィルターを掃除し、ドラム内に異物がないか確認しましょう。これらの対処で改善しない場合は、おそらくベルトの劣化が疑われます。上記Rinnai(リンナイ)のHPから修理申込するのが一般的な対応です。
22,000円~33,000円(税込)
しかし!私の場合は「なにこれ高!こんなの人件費と出張費用が主で、部品代なんて大した額じゃないだろう。しかもファンベルト交換するくらい、たいした技術も要らない簡単な修理なんだから自分で修理できないかな?」と考えました。
そして、ネットには解説動画や実際に自分で交換した先人たちの軌跡があったので、自分も交換DIYに挑戦することにした訳です。
乾太くんのファンベルト購入
一応リンクを貼っておきますが、自分の型式に合うベルトを購入する必要があります。
自分の乾太くんの型式は「RDT54-S」です。下記画像の品をヤフーショッピングで購入しました。

※本体に取り付けられているモータープーリーがアルミダイカスト製の場合,ファンベルトのみの交換で問題ございません。
※組み合わせを間違えると本体故障の原因となりますのでご注意ください
乾太くんファンベルト交換方法
実際の作業記録と注意点の解説に移ります。
交換作業のために準備するもの

- 交換用のファンベルト(型番に合うもの)
- プラスドライバー
- 作業用の手袋(軍手など)
- 外したネジを入れておく入れ物
- 歯ブラシなど汚れを落とす掃除道具
- 埃を拭き取る濡れ雑巾・ティッシュなど
安全上の注意点


- ガスの元栓があれば閉める
- 乾太くんのコンセントを外す
- 窓を開け換気しながら作業する
我が家の乾太くんのガスホースを抜こうとしたら「元栓が無い・・・!?」だと!?どいいうことだろうかと思って調べたら、ガスホースの中にピンポン玉みたいなボールが入っていて、ホースを抜くと塞いでくれるため元栓が無くても大丈夫とのこと。
なんか不安だったけど、実際問題ありませんでした。
乾太くんは専用架台から降ろさず作業可能か?
乾太くん5キロタイプの重量は約30kgとのことで専用架台から降ろすとなると大変な作業です。架台に載せたまま、架台を少しづつ横にずらして裏面を出して作業できないだろうか?試してみたら上手い事作業できました。


一人で少しずつ動かして裏面を出すことができました。戻す時も問題無かったです。高い位置で作業するための踏み台があれば問題なく作業可能でした。
ただ、踏み台上で作業するより、下に降ろして作業した方が安全だと思います。これまた自己責任です。自分の場合、乾太くんを降ろしたり上げたりする方が危険だと判断しました。
乾太くん上面の排気配管を外す

「逆流防止弁」付近の埃汚れが酷かったのでティッシュで埃を取り除きました。年に1回くらいは掃除した方が良さそうです。
乾太くんの背面パネルを外す


排管との接続部品を取り外して裏面パネルのネジをひたすら外していきます。

裏面パネルを外した状態。汚れが凄いので掃除から始めることになります。


プーリーは「プラスチック樹脂製」だったので、新しく届いた「アルミダイカスト製」に交換します。汚れは歯ブラシなど使って落としました。



プーリーのネジを取り付けるのが割とドライバーに力が入らず大変でした。

ドラム固定しているネジを外して、ファンベルトを滑りこまして入れてやります。


ファンベルトにグリスを供給するフェルトを届いた新品に交換します。

ファンベルトを取付して、フェルトにグリスを流して染み込ませます。

これで交換作業完了!あとは元通りに組み立ててやります。
- 「裏面パネル」を取り付ける
- 「乾太くん」と「架台」を元の位置に戻す
- 「ダクト排管」を取り付ける
- 「コンセント」と「ガスホース」を取り付ける
- 「試運転」して動作確認を行う
実際にファンベルト交換作業をした感想
ファンベルト交換作業自体よりも乾太くんを専用架台ごと動かしたり、内部を掃除したりする作業がメインだったといった感想です。結構、内部が汚れていたので5年に1回くらいは裏面パネルを開いてファンベルトを交換するついでに内部清掃した方が良さそうです。
内部清掃と点検も兼ねて、次回も自分で部品購入して作業するかと思います。
ちなみに、他の交換作業している方のブログを見ると乾太くん内部ってそんなに汚れていない画像だったので、我が家の乾太くんの汚れが激しいのが疑問です・・・使いすぎか!?
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