新築一戸建ての住宅の屋根裏に「地デジテレビアンテナ」を自分でDIYして設置しました。今回はその方法全てを記録としてブログに残しておきます。ちなみに、最も苦労したのは、前々回記事の「アンテナ選び」でした。設置自体はサクッと終わりました!
地デジアンテナLS206TMH
屋根裏設置する地デジアンテナとしてマスプロ電工の「LS206TMH」を購入しました。届いたので早速組み立てます。
結構大きい外箱です。およそ46cm×9cm×114cm程度です。
八木式アンテナ!結構大きいです。
F型コネクターと防水キャップも見逃さずに確認しておきます。
取り敢えず箱から出して内容物を確認します。
完全に組み立てる前に屋根裏点検口から屋根裏にアンテナを搬入します。屋根裏点検口を通せるか?確認します。この屋根裏点検口に引っかかってアンテナを入れられなかったらどうしようか?と心配していたのですが余裕でした。
我が家の屋根裏点検口のサイズは44.5cm×44.5cmです。屋根裏点検口は、人が入れる大きさに作ってあるはずなので、どの家でも同じくらいの大きさだと推測されます。つまり、物凄く変わった家でなければ、どの家でも屋根裏点検口でLS206THMがつっかえてしまうという事は無いでしょう。
取扱説明書を確認しながらケーブルを加功します。
ラジオペンチだと握力不足のせいか上手くいきませんでした。
通常のペンチで締めます。
屋根裏点検口からアンテナを屋根裏へ!
屋根裏点検口から地デジアンテナを搬入してやります。丁度ウォークインクロゼットの棚に一旦載せて写真撮影!
私が屋根裏に登って、もう1人にアンテナを下から押し入れて貰って受け取ります。
搬入完了。屋根裏は暗いので、懐中電灯・ランタンなどの灯りが必要です。
テレビアンテナLS206TMHの設置
アンテナを組み立てて、置く場所と方向を探します。八木式アンテナは指向性なので向きを電波塔の方向に合わせる必要があります。
Googleマップで電波塔の方向を調べて、アンテナの向きを合わせて微調整しながら、別の1人にテレビの受信状況を確認してもらい電波状況の良い場所を探す。という手筈だったのですが、特に苦労も無く適当に置いただけで十分な電波受信レベルを確保できました。あっさりと設置完了。
プロは電波測定器など使うようです。
アンテナは何かに固定するでも無く、柱の上に置いただけです。地震の時にズレて動いてしまう可能性はあります。しかし、仮に動いたとしても屋根裏程度なら簡単に登れるので固定無しで済ませました。気になる方は固定した方が良いかも知れません。
我が家の屋根裏は十分なスペースがあるので、LS206TMHより1m程度大きいLS306TMHでも良かったかも知れないなーと感じました。
ちなみに、受信感度が良かったので電波を増幅するブースターを使わずに済みました。ブースターが必要な地域の場合、新築設計時に屋根裏にもコンセントがあると便利かも知れません。
ブースターが必要かどうかは、電波の受信状況によるので電波受信能力の高いアンテナを使用して、アンテナで取得する電波の受信感度をあげてやればブースターを使わなくて済む可能性があります。
ちなみに、ブースターが無くても十分な強さの電波が届いているのにブースターを入れてやると電気信号が強くなりすぎて映らなくなる場合もあります。何でもかんでもブースターを使えば良いという訳ではありません。
テレビの受信状況も良好です。
マルチメディアボックスの配線
ちなみに、我が家では屋根裏点検口直下の左側に「マルチメディアボックス」があります。右側は「分電盤」です。
屋根裏のアンテナからの配線を点検口の「板」を削って通しました。板と言っても、石膏ボードに壁紙を貼っただけの簡単な作りなので段ボールカッターと通常のカッターでカットできました。
完成後に出来栄えを確認したら、配線が目立ちます。もっとマルチメディアボックスの真上の目立たない所に穴を開ければ良かったと後悔しました。
「マルチメディアボックス」の中を解説します。赤色矢印の配線が屋根裏設置したアンテナからの配線を分配器につないだ物です。分配器から青色矢印の配線で1階と2階のTVアンテナコンセントに繋がっています。
緑色矢印の配線は屋根を抜けて家の外にアンテナ設置する場合に使う配線です。屋根裏設置したので全く不要な配線となってしまいました。
緑色の配線は上の写真の場所近くから外に出ています。
2階のテレビアンテナコンセントです。ちょっと高めのテレビ接続ケーブルを買ってみました。これでテレビにアンテナを接続してやればTVが映ります。
地デジアンテナ設置に必要な工具
- 地デジアンテナ:LS206TMHを使用
- テレビ:アンテナ受信感度を表示
- 懐中電灯・ランタンなどの照明:屋根裏を照らすのに必要
- カッター、ドライバー、ハサミ:アンテナ組み立て工具が必要
- アンテナ線:アンテナコンセントからTVに繋ぐケーブル線が必要
これで地デジアンテナの屋根裏設置DIY完了です。台風・鳥害等でアンテナが故障する心配もありません。アンテナの劣化もほぼ心配ありません。ケーブルテレビ等のように月額料金を取られることもありません。
地デジアンテナの屋根裏設置どうでしょうか?なかなか興味深くないですか?
コメント
メメントモリオ様
貴ブログの屋根裏アンテナ取付を参考に、我が家でも屋根裏設置(置いただけ)
してみてテレビ見ることができました。アンテナはマスプロ U206TMHです。
アンテナは工事が必要と思っていたので詳細な記事は大変参考になりました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます!参考にして頂き嬉しい限りです。屋根裏設置成功おめでとうございます。やっぱりマスプロのアンテナ優秀ですね。