オール「樹脂サッシ」YKKAPの「APW330」を使って家を建て住んだ冬の結果をブログにまとめておきます。アルミ樹脂「複合サッシ」と比較してどうなのか?同じホームビルダー「アールギャラリー」で建築された方から口コミを頂いたので比較検証したいと思います。
結論を先に書いておきます。
樹脂サッシVS複合サッシ冬の温度差を検証
ブログに下記コメント頂きましたので、実際に我が家で調査して比較検証してみました。もちろん壁や断熱・屋根等の違いで変わってくるかとは思いますが同じアールギャラリーで建てられている方なので概ね同じ条件での比較になるかと思います。
まず、我が家の外気温2度となる時間帯を待ちました。超早起きして外気温を計測!2度になった!
外気温2度の時、我が家の1階リビングの床で計測した室内温度は15度でした。
我が家で一番寒い1階の脱衣所では11度でした。
脱衣所が一番寒いのは風呂に換気扇能力が高い換気扇が付いていて、脱衣所にある換気口から冷たい空気が流入してくるためです。設計失敗したかな?と思えなくもないポイントですが、この換気口が無いと風呂場が早く乾燥しないので仕方ありません。
今回の計測結果は「オール樹脂サッシの方が室内温度が高かった」という普通の結論だと思いました。しかし、調べてみると想定外なのです。何が想定外なのか?
アルミ樹脂複合サッシの「サーモスX」の方が熱貫流率が高いのに室内温度が低いのです。
アルミ樹脂「複合サッシ」でも熱貫流率性能が良いだと!?
自分が建てた時にはアールギャラリーではYKKAPのアルミ樹脂複合サッシ「エピソードタイプS」が標準仕様でしたが「サーモスX」に変わったようです。
アルミ樹脂複合サッシ「サーモスX」について調べてみた所、熱貫流率が我が家のオール樹脂サッシ「APW330」より高性能である事が分かりました。標準仕様で高性能とは羨ましいと思う次第であります。
デザイン面でも窓枠が小さくできるため「サーモスX」の方が優れています。
このように日々建材の進化があるので年数が経つほど高性能な建材で家を建てられる事になります。
なぜ窓性能が低い我が家の方が室温が高かったのか?
では、なぜ窓性能的に劣る我が家の方が室内温度が高かったのか?
可能性としては換気口からの外気の出入りによる温度低下が挙げられます。我が家でも換気口からの空気流入量が多い脱衣所では11度でした。
人は選択肢が多いと幸福になれない
注文住宅を建てて思ったのですが、選択肢が無限にある注文住宅は建てた後で「もっとこうしておけば良かった」「失敗した!」など後悔が残ります。自分も日々後悔です。
これは「バリー・シュワルツ」の言う「選択のパラドクス」という現象です。
選択肢の中から正解を選びたいという心裡が働き、実際に選んだ物に少しでもマイナス面を見つけると「失敗した!」と思ってしまう訳です。
実際の所は何も問題が無い場合もあるかと思います。
コメント
こんにちは!コメント主です。この度は私の質問を記事で取り上げていただき、検証までしてくださりありがとうございました!!とても勉強になりました!熱貫流率だけを比べるとサーモスX も負けていないんですね!つい周りと比べてしまったり、ああすれば良かったとか思ってしまいますが、間取りや換気口の位置も家によって異なりますし、今後はあまり気にしないようにしたいと思います。ありがとうございました!
コメントありがとうございます!自分も調べてみて「サーモスX」が優秀で驚きました。オール樹脂サッシ最高だという認識でした。また、何かコメント頂けると嬉しいです。