金鉱山株で為替リスクと株価暴落リスクに備える方法を試してみる

金鉱山株で為替リスクと株価暴落リスクをヘッジできないかと考えた。そこで私は実際に金鉱山株の銘柄を選び、購入することにした。その実践経緯をまとめておくこととする。日本崩壊時の最悪のシナリオに対してうまく機能してくれることを祈る。

株価暴落時に金が買われることは良く知られている。また、日本は量的金融緩和を実施して円通過が希釈化されていることも知られている。無理な金融緩和制作は必ず歪を生じさせると考える。そして最悪の場合を想定することとする。

20180610-HYM

日本崩壊の最悪のシナリオとは?

2018年6月8日現在、日本の株価は好調で為替も円高で109円程度である。ここから最悪のケースを想定する。

まず、現在マネーは「日本国債」に流れている。また、量的金融で通過量は増えたが行き場所の無いマネーは「株」へも流れている。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も株を買うなどして株価は高くなっている。

しかし、何かしらの理由で「日本国債価格」が下がり、「円」が売られると円安になる。円安対策として「金利」は引き上げられ、それにより円のキャリートレードが減少し、マネーが引き上げられる。それにより円安が進むと同時に株価が下がる。円のキャリートレードによりマネーが引き上げられることで信用収縮が起こるからだ。世界同時株安となる。

GPIFの運用成績は悪くなり年金の支払額は減り、食料を輸入に頼っている日本国内の食料価格は高騰する。

金利上昇により変動金利で住宅ローンをしていた人は住宅ローンを返済できなくなり止む無く不動産を手放すことになる。そして、中古の不動産が市場に溢れるの。すると不動産価格は軒並み下落する。

世界株価が下落すれば、不安に陥った人々のマネーは「金」と「スイスフラン」に流れていくことになる。

日本国は金融緩和により通貨量を増やした報いを受け、インフレになる。いや、ひょっとしたら狙い通りなのかも知れない。日本政府の借金は目減りすることになる。合法的に日本国民への借金を帳消しにすることになる。おそらく預金封鎖などは批判が多すぎてやらないとは思うが預金封鎖もあり得る。

これが私が考えた最悪のシナリオである。

最悪のシナリオ後にどう備えるか?

私は最悪のシナリオに対して「金」で備えることを考えた。世界情勢が不安になり世界株価暴落時にはマネーは「金」に向かうのが通常だからである。また、日本国が崩壊していくような場合、日本円の下落にも備えておきたい。つまり資産を円以外の通貨で保有するということである。

そこで「海外の金鉱山株」を購入することで最悪のリスクに備えることとした。

金の元物保有は何故駄目なのか?

最初、金の現物を購入しようと考えた。いわゆる金の延べ棒や金貨である。しかし、売買コストが高いのと盗難リスクが高いので止めにした。金貨を何枚か買って鑑賞するくらいなら良いのだが、投資にはならないのである。

ただ、預金封鎖され財産税が課されるような場合には金の元物保有は有効な手段なのかも知れない。一応、歴史をたどると過去アメリカで金の没収もあったと聞く。しかし、日本でそこまでやる事は考えにくい。そもそも日本は金の保有量が少ないからだ。

金の投資信託な何故駄目なのか?

投資信託は嫌いだ。売買手数料のみならず信託報酬を毎年2%程度取られるからである。馬鹿げている。個別に株を買って配当金を貰ったらプラスなのに、信託報酬を支払って運用成績をマイナスにするなんて馬鹿げている。投資にならないのである。

世界の金鉱山株の比較

個別の金鉱山株を買ってリスクヘッジを考えるとともに、最悪のシナリオ時には金鉱山株の株価暴騰により多大な資金を得ることを考えたい。しかもできれば毎年配当金が貰えると尚良い。株価が上がらなくても我慢して持ち続けることが可能になるからだ。

【2018.6.8時点比較表】

銘柄(ティッカーシンボル) 備考 時価総額
千ドル単位
PER PBR β値 配当利回
ハーモニー・ゴールド・マインズ(HMY) 南ア 財務健全。AISCが高い。低PBR。高配当。「ところぐ」さんのサイトが参考になる。 711,567 40 0.31 -1.84 3.29%
アングロ・ゴールド・アシャンティ(AU) 南ア 南ア最大手の産金会社。 3,554,588 - 1.33 -0.78 -
ゴールドフィールズ(GFI) 南ア 南アAUに次ぐ産金会社。 2,982,164 - 0.91 - 2.32%
パブリック・ゴールド(ABX) カナダ 世界最大の産金会社。金生産量世界1位。借入が多い。 15,193,075 10.59 1.64 -0.28 0.92%
ゴールドコープ(GG) カナダ AISCが低い。負債も少ない。 12,306,412 18.63 0.87 0.44 0.56%
キンロス・ゴールド(KGC) カナダ   4,474,792 9.94 0.97 0.64 -
ニューモント・マイニング(NEM) 米国 アメリカ最大の産金会社。金生産量世界2位。 20,475,208 - 1.93 0.6 0.71%
ブエナベンチュラ(BVN) ペルー   4,015,532 - 1.42 1.56 0.38%

海外の金鉱山株の情報収集先

Bloomberg(ブルームバーグ) チャート等見やすい。配当利回りも分かる。
Yahoo! FINANCE US 見やすい。情報量が多い。β値も見れる。
Yahoo! ファインナンス JP PBR,PER,EPS時価総額など見られる。
MORNINGSTAR(モーニングスター) 時系列で情報が見られる。

金鉱山株の特徴

金価格が上昇すれば金鉱山株価も上昇し易い。

配当金が貰える。

ドル利上げ時には金価格は下落する傾向にある。金鉱山株も同じ。

値動きが激しい。

結局買うことにした銘柄は?

ハーモニー・ゴールド・マインズ(HMY)を買うことにした。

理由1. 配当利回りが3%超えている

理由2. PBR0.31倍

理由3. 財務が健全

理由4. 金暴騰時に恩恵を受けやすい

南アフリカの政治リスクを負うことが心配材料。株価が高騰したときの爆発力が大きい銘柄。ディフェンスしながらもホームランを狙ってみる。

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